吹奏楽作品
吹奏楽と友に Sun Childより「HIMUKA」
2006年
演奏時間:6分04秒 試聴音源:有り 楽器編成:(PDF)
楽曲解説:
このSun Child「HIMUKA」は、宮崎県を舞台にした曲です。Sun Child(太陽の子)という一人の女の子が様々な苦労・経験を経て成長し、またいつか母なる太陽となる日までを描いた曲です。
真っ暗な山の頂きに、太陽から生まれたSun Child。ひっそりと静まりかえる木々の中に、光輝く命が誕生します。冒頭では暖かい光が闇を包み、目を覚ました森の住人たちを表現しています。オーボエSoloから始まるセクションでは、可愛らしい女の子の誕生に、森の精霊たちが歌い踊ります。その後Sun Childは自分の使命を悟り、旅立ちの準備を始めます。
中盤になると、いよいよ太陽になるための長い旅が幕明けします。故郷を後にしたSun Childに、容赦なく冷たい風が吹きつけます。くじけそうになると、いつも思い出すのは自分を支えくれた仲間たち、そして母なる太陽です。
終盤では、ついに太陽となる場所に辿り着き、きれいな水が流れる山から天に昇ります。最後のfffでは、太陽となったSun Childが大きく暖かい光を放ち、大地を照らす様子を表現しています。
Sun Childはいつか母となり命を宿します。その命もまた未来のSun Childを生むのです。
その音。決して終わらない
2007年
The Wind of A CAMPHOR TREE(大クスの風)
2008年 白子ウインドシンフォニカ委嘱作品
演奏時間:7分22秒 試聴音源:有り 楽器編成:(PDF)
楽曲解説:
気温32度を超す真夏日。私は、三重県鈴鹿市に立つ長太(なご)の大クスの下にいた。大樹の葉が木陰を作ってくれ、幾分か涼しく感じた。周囲は田園風景が広がり、近くを流れる小川には、アメンボウがスイスイ泳いでいた。都会の喧騒も無い静かでゆったりとした時が私を包みこんでいた。その時ザワザワと葉ずれの音がしたかと思うと、そこにそびえる大樹が優しい口調で私に語りかけてきた…。
あの時聞こえた風の音。それは千年を超え、なお生き続ける大樹が眺めてきた歴史のお話でした。
さあ、吹奏楽の響きに乗せて時の旅に出かけましょう。
この曲のテーマとなった三重県鈴鹿市に立つ「長太(なご)の大クス」です。
ごん狐
2008年 高知フライデー・ウインド・アンサンブル委嘱作品
試聴音源:有り 楽器編成:(PDF)
「音楽物語 ごんぎつね」
どこまでも青い空へ
2009年 かかみがはらウインドオーケストラ委嘱作品
演奏時間:7分34秒 試聴音源:有り 楽器編成:(PDF)
楽曲解説:
この曲の舞台となった岐阜県各務原市です。あの日……クマゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミの三部合唱が鳴り響く日、僕らは「うぬまの森」の秘密基地に集まった。大人にナイショで作り上げた、セスナでの大冒険をするためだ。
今朝は飛行ルートの最終確認を行った。これまでに宿題の自由研究と称し、過去30年間の気象データを調べ上げ、出発日を今日この日に絞り込んだ。
僕らの計画はこうだ。めったに車が通らない早朝に「うぬまの森」に面した中山道をセスナでいっきに下る。十字路にぶつかる前に空に舞い上がり、後は木曽川に沿って飛行するだけ。少々遠回りだが、確実なルートを選ぶとこうなる。目指すは、空と海が共に映し合う青一色の世界、「どこまでも青い空」だ!!
……僕らの冒険は成功したのだろうか。今は、僕もこの時集まった仲間も立派な大人になっている。過去と現在、少年時代と大人の時間が交差するとき、僕の中に何かが生まれた。
アンサンブル作品
3 on 4(SAX四重奏 )
2006年
演奏時間:2分37秒 試聴音源:有り
Sun Childより「TOKI」(金管五重奏)
2006年
柿や(打楽器六重奏)
2006年
Speech(弦楽四重奏)
2006年
演奏時間:4分15秒 試聴音源:有り
むかしの家(木管五重奏)
2007年
もういちど・夢に(バリチューバ四重奏)
2008年
演奏時間:6分12秒 試聴音源:有り
僕らの未来(混成四重奏)
2008年 Wind Ensemble Vivo委嘱作品
演奏時間:4分50秒 試聴音源:有り 楽器編成:(PDF)
楽曲解説:
この物語は、未来—現在—未来という構成で進行していきます。
今では珍しい、茅葺き屋根の古民家。その縁側の窓を開けると心地よい風、暖かい太陽光、優しい草花の香りが部屋の中に、すーっと入ってきます。私はその場所に座り、庭を眺めています。ふと灯籠の下に目をやると、以前家族旅行で訪れた修善寺の河原でとった苔(こけ)が、幾分か成長していました。すると急に忘れかけていた懐かしい思い出が、止めどなく溢れてきました。
満員電車での通勤、田舎育ちの私が、都会に馴染めないでいたこと、新婚旅行で行った初めての海外旅行…。いろいろと思い出に更けている内、春の陽気も手伝って眠ってしまいます。夢の中では、過去の出来事が鮮明に映し出されています。
私が、この楽曲を通じて表現したかったことは、必ず未来は明るいということです。その時、どんなに苦しく辛いと感じても、後になってみればそれは楽しく貴重な経験となります。僕らの未来は、明るく幸せな未来です。
GRAND5(金管五重奏)
2008年 湘南交響吹奏楽団グランドシップ委嘱作品
演奏時間:4分54秒 試聴音源:無し 楽器編成:(PDF)
わくわくの歌 "吹奏楽version"(混成十重奏)
2008年 栗木台小学校わくわくプラザ委嘱作品
演奏時間:3分07秒 試聴音源:有り 楽器編成:(PDF)
合唱曲『わくわくの歌』の吹奏楽バージョンです。
HOLY tree(聖なる木)(クラリネット六重奏)
2009年 白子ウインドシンフォニカ委嘱作品
平成20年度 第41回三重県アンサンブルコンテスト 金賞受賞作品
演奏時間:4分35秒 試聴音源:有り 楽器編成:(PDF)
楽曲解説:
三重県鈴鹿市に立つ「長太(なご)の大クス」の、季節の移り変わりを描いた曲です。
この曲のテーマとなった三重県鈴鹿市に立つ「長太(なご)の大クス」です。
地平線に輝く光(金管ファンファーレ)
2009年 法政大学第二高等学校吹奏楽部委嘱作品
演奏時間:2分24秒 試聴音源:要相談 楽器編成:(PDF)
楽曲解説:
法政大学第二高等学校様のテーマカラーがオレンジと知り、私はこの色に対するイメージをしてみました。
……13年前。定期演奏会が間近に迫った部活の帰り道。仲間と共に見た空は、西の地平線より照らされた夕焼けで、オレンジ一色だった……。
この風景から生まれた作品が『地平線に輝く光』です。
定期演奏会で初演されたこの曲は、このような私の思い出と重なり、部員皆様の三年間の結晶であると同時に、新たな世界への第一歩であるというメッセージが込められています。
ミューザ川崎シンフォニーホールにて、法政大学第二高等学校吹奏楽部・金管ファンファーレの仲間たちと。


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